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みんなのビデオ撮影 屋外でのビデオ撮影

▼その1 太陽光の色とホワイトバランス(1)

当然のことながら、屋外では太陽光がほぼ100%の照明状態です。 そして太陽光はその時のお天気や時間帯によって、太陽光の光の色が変化します。 おおまかに分ければ、1日の内、(1)朝(日の出時)、(2)日中、(3)夕方と、大きく分けて3つの光の色の変化があります。 また、晴天時、曇天日、薄曇りの日などのお天気の状態によっても大きく色の変化があります。 家庭用ビデオカメラの多くは「オートホワイトバランス」で撮影することが多いと思われますので、 大きな色表現の間違いを起こすことはないでしょう。ただ次のような場合は注意が必要です。

▼その2 太陽光の色とホワイトバランス(2)

晴天の日中、日の当たっている場所と木陰などの日影では光の色が大きく異なります。 日なたから日影に撮影ポイントを移すと色が青っぽくなり、「オートホワイトバランス」ですと、 一旦、青っぽい色になり、多少時間が経つとオートホワイトバランスの機能が働き、ジワッと正常な色になる、 というちょっと不自然な色表現になります。 そういう場合は「日なたでの場面」と「日影での場面」を分けて撮影するようにした方がよいでしょう。 また最初からホワイトバランスをマニュアルで「太陽光」にセットしておくか、 日なたでホワイトバランスを取っておいて撮影すれば、 日影の場面は青白くなりますが、「日影」という印象があるので、 見ている人にはそれほど違和感を感じさせない映像表現になります。 ただ、日影だけで人物などを撮影するのであれば、日影でホワイトバランスをとったほうが良いでしょう。

▼その3 太陽光の色とホワイトバランス(3)

日影でホワイトバランスをとった場合には、その状態で日なたを撮影するとちょっと異常な色表現になるので注意しましょう。 日影の「青白い」状態を白としてビデオカメラに認識させると、日なたは相対的にオレンジ色寄りの色表現になってしまうので、 人の顔色などが黄色っぽい、または赤っぽい色になってしまい、ちょっと病気の人のような顔色になってしまいます。 ですから日影だけで撮影する時以外では、日影でホワイトバランスをとるのは避けた方がよいでしょう。

▼その4 太陽光の色とホワイトバランス(4)

屋外で撮影していて、そのまま室内へ移動すると、大きく光の色が違いますので、 「その2」の日なたから日影の時の解説のように 「オートホワイトバランス」を使用していると途中から色が変化する映像になります。 最近ではTV番組の撮影でも、そういう映像をよく見かけるようになりましたが、 落ち着いて撮影するのであれば、屋外の場面と室内の場面をきちんと分けて撮る方がより望ましい映像表現になるでしょう。

▼その5 太陽光の色とホワイトバランス(5)

真っ赤な夕景や夕日を撮影する場合には、「オートホワイトバランス」は避けた方がよいでしょう。 赤みがかった光の色を白として認識していまうと、夕景の赤味が弱くなり、味気ない色表現になってしまいます。 赤い夕景を撮影するにはホワイトバランスをマニュアルにして、「太陽光」を選ぶか、 夕日と反対側の青っぽい空にレンズを向けてホワイトバランスをとると赤味が強調されて、美しい夕景が撮影できます。

▼その6

晴天の屋外で撮影するときには太陽の位置に注意が必要です。 特に午前や午後などは太陽の位置が傾いているため、被写体の位置関係によっては「逆光」状態になり、 顔が真っ黒になってしまったり、風景も味気ない描写になってしまうことがあります。 できるだけ太陽を背にして撮影する方がきれいな映像になります。 ただし、日が傾いている時などは、カメラマン自身の「影」が被写体に出てしまうので注意が必要です。

▼その7 音声収録の注意(1)

屋外で音声を収録する時の注意点です。 屋外では風が吹いていることが多いので、ビデオカメラのマイクが風に吹かれて、 「ボボボボー」という、風によるマイクの振動音が発生してしまいます。 そんな時は外部マイクであれば付属の「風防」を取り付けるか、ハンカチなどの布を巻きつけると、 そうしたノイズ音をある程度防ぐことができます。 ただ、「低音」がカットされるので人の話し声などはちょっと不自然な音声になることがあります。

▼その8 音声収録の注意(2)

屋外では人が意識している以上に「騒音」が多いものです。 きれいな鳥の鳴き声を収録しようとして、ビデオカメラで撮影して、 後で再生してみると、周囲の喧騒や遠くの車の騒音などが入っていることがあります。 音声収録が必要な時は、できるだけ騒音の少ない場所、時間帯を選んで行う方がよいでしょう。

▼その9 雨の日の撮影(1)

雨の日の撮影はプロでもなかなか苦労するものです。 ビデオカメラは当然防水ではありませんので、水に濡らしてしまうとちょっとした隙間から水が浸透して、 内部のメカや電極部品に悪影響を及ぼしかねません。 雨の日にはビデオカメラに専用のレインコートを装着するか、 ビニール袋などをかぶせてレンズ部分だけを開けて、ガムテープなどで止めると良いでしょう。

▼その10 雨の日の撮影(2)

雨の日にビデオカメラにレインコートなどの防水対策を施したとしても、今度は液晶パネルが見づらくなったり、 レンズに水滴が付いたり、操作性が悪くなったりで、あまり良い撮影はできません。 またレインコートやかぶせたビニールの雑音をマイクが拾ってしまうので、音声収録には向きません。 雨の日のビデオ撮影はできるだけ避けるか、最低限のものに留めることをお勧めします。

▼その11

雨天とは逆に乾燥している時の屋外では、意外と「ホコリ」が多いものです。 微小の「ホコリ」はビデオカメラには良くありません。特に「土ぼこり」「砂ぼこり」は大敵です。 ビデオカメラの小さな隙間からそうしたホコリが侵入して内部に悪影響を及ぼすこともあります。 またレンズの前面に土や砂が付着することもあります。「ホコリ」の多い場所、乾燥の季節などは要注意です。

▼その12

ビデオカメラは極端な低温と高温の状態に置くのは危険です。 ?10℃以下の冬山とか、真夏の太陽が照りつける場所などで撮影するときは注意が必要です。 寒い場所では、ビデオカメラを「人肌」に暖めて、防寒ジャケットをかぶせて低温になるのを防ぎましょう。 暑い晴天下では日よけ傘を使うか、白いハンカチなどで日差しを防ぐようにしましょう。

▼その13

海岸など海に近い場所では、海からの風に注意です。 海風には海水が空気に混じっていることが多いので、長い時間いると顔や体がベトベトになってしまうことがあります。 ビデオカメラにも同様の影響があり、カメラ本体のみならずレンズにも潮風の持ってくる海水の水滴が付着して、 レンズがだんだん曇ってきてしまいます。 また砂が混じっていることもあり、機械には良いことではありませんので、 海岸近くでの撮影時にはレインコートやビニールをかぶせて、撮影後にはよく拭いておくことをお勧めします。

白石アートステージ|舞台演劇、演技指導、演技レッスンを実践的に行う富良野塾(倉本聰塾長)出身・白石雄大主宰の演技指導スクール

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